法学部案内

ようこそ、法学部へ


 法学は神学、医学とならび、古くからある学問分野です。神学は「心の悩み」を解決するために、医学は「身体(からだ)の悩み」を解決するために、そして法学は、「社会の悩み」を解決するために発展した学問であるといわれています。
 人々は昔から、さまざまな悩みを抱えながら生き、それを解決するために叡智を結集してきたということです。
 現代の大学における法学部、その学問の目的も、基本的に変わるところはないでしょう。もっとも、複雑化した現代社会が抱える悩みは時に深く、簡単には解決を導くことのできない場合もあります。そもそも、利害関係が錯綜する現代社会において、それを整除する唯一無二の解答は存在しないとさえいえます。そのような現代を生きる私たちですが、それでもやはり、利害の対立を調整する制度は必要で、その制度を正しく解釈し運用することにより、多くの人々が納得する解決を図ることが求められています。
 神奈川大学法学部は、現代社会に対する深い洞察力を持ち、利害対立による紛争を予防し、あるいはそれを解決する手段としての法制度の設計と、それを運用する基礎的な能力を備えた、調和ある社会の形成と社会正義の実現に取り組む人材を育成します。
 そのために、本学部では「法律学科」「自治行政学科」の2つの学科を設置しています。
 法律学科は、法的知識の修得とその応用を通じて、法的な思考力と正義の感覚を培い、社会の基本構造と政治機能の認識を深めて、健全な常識と柔軟な思考力を身につけた自主・自律的な社会人(市民)の育成を目的としています。
 ここで身につけられる能力は、法律家にとって求められるものであることについては皆さんもお分かりだと思います。本学科は、法曹界で活躍する人材育成のほか、司法書士・行政書士といった法律関係職の養成も目標としています。またこれは、法律職に限らず、公的機関や民間企業において責任をもって仕事をする人も備えていなければならない能力です。そこで、「法律職コース」、「企業法務コース」および「現代社会コース」の3つのコースを設け、人材の育成を図っています。
 さらに、現代社会を生きる私たちが日々の暮らしの中で幸せを感じるためには、しっかりした地方自治の仕組みが必要といえます。
 自治行政学科は、地方分権が推進され、地域のニーズに応じた特色ある行政や効率的な行政運営が求められる中、知己の視点から環境や福祉をはじめとするテーマに取り組み、新時代の地方自治を開拓する人材の育成を目的として1995(平成7)年に設置されました。
 この学科がつくられた後の1999(平成11)年には、地方分権改革を行うための大規模な法律改正が行われました。その後も分権に向けた制度改正が引き続き、自治行政学科はまさに、分権時代・社会のニーズに即した学科であるといえます。
 本学科では、地方自治の担い手を養成するため、「環境問題・都市問題型」、「社会福祉型」、「公務員型」の3つの履修モデルを用意し、皆さんの希望に即したカリキュラムを提供しています。また、将来の職業として公務員を志望する方のため、公務員採用試験に合格する力を身に付ける「公務員養成プログラム」を実施し、皆さんの夢の実現をサポートしています。
 神奈川大学法学部は、このように広く社会で活躍する有為な人材を輩出するため、教員一同、不断の努力と研鑽を積んでいます。良い教育を行うには何が必要か、どのような工夫が求められるかについて研究を重ね、その結果を授業運営に活かしています。
 私たちは、法学部生の皆さんが大学生活において成長し、やがて社会に羽ばたく日まで、常に皆さんに寄り添い、支援していくことをお約束します。

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