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基礎法

井上 匡子

自己紹介・学生に向けてのメッセージ

井上 匡子  2005年に神奈川大学に来ました。法哲学を専攻しています。
  学生のみなさんは、法哲学と聞いてどういうことを勉強するのか、想像がつかない人がほとんどと思います。あるいは、難しそう・・・と敬遠してしまう方も多いかもしれませんね。
  法哲学は、他の法律科目(実定法科目)が前提としている具体的な条文や、対象とする分野を持ちません。その意味でわかりにくいし、イメージをつかみにくいかもしれません。
  法哲学は、他の科目と比べて難しいかどうかはともかく、他の科目に比べると、皆さん自身の「疑問やひっかかり」を直接的な形で発展させることができる科目・勉強です。自分が普段、へんだなぁと思ったり感じていることを、法的な観点から、しかも哲学的に考え直したり、主張したりできるようになることを目指します。
  法哲学では、法律そのものを基礎(土台)から考え直します。また、今ある制度を評価したり、これから制度を作る時に、その基準となる様々な理念(自由、平等、効率などなど)の整理と分析をします。
  現在は、多くの法制度が大きく変わっている変革の時代です。そういう時こそ、法哲学のように、土台から考え直すことがとても必要です。自分自身の「なぜ、どうして」を大切に、一緒に勉強しましょう。

井上匡子ブログ

個人のブログ inokenblog もよろしく。
http://inokenblog.cocolog-nifty.com/inokenblog/ 新しいウィンドウで開きます

神大の先生

http://professor.kanagawa-u.ac.jp/law/law2/prof02.html 新しいウィンドウで開きます

担当科目

【学 部】 法哲学Ⅰ・Ⅱ、日本事情(法律)、法学部ゼミナールⅠ~Ⅲ、他
【大学院】 (博士前期課程)公共政策特講Ⅴ 法哲学特講 法哲学特講(演習1) 法哲学特講(演習2)
(博士後期課程)法哲学特殊研究 法哲学特殊研究(演習1) 法哲学特殊研究(演習2)

研究テーマ

18世紀スコットランド啓蒙哲学における法学の位置づけ(アダム・スミスの法思想・社会思想を中心に)
現代的なフェミニズム理論・市民社会論研究
この二つのテーマが、通底しているということを、ちゃんとまとめて発表するのが、現在の最大の課題です。そのための具体的な課題として、ジェンダーと法、女性に対する暴力、消費者法、生命倫理についても、研究しています。

主な業績

「親密圏と近代的自我---アダム・スミスの同感判断論に即して」井上匡子・大野達司・菅原寧格編著『公共空間における個の自律』風行社、2009年
「『親密圏』「の現代的意義と法の役割-配偶者からの暴力防止及び被害者の保護に関する法律(DV防止法)を手がかりに」今井弘道編『発展するアジアと法学の課題』昭和堂、2008年
「ADRの現代的意義と市民社会-社会構想としてのADR論 」名和田是彦編著『法政大学現代法研究叢書 28社会国家・中間団体・市民権』、2007年 「親密圏の暴力と司法の役割」『神奈川法学』39巻1号、2007年
「フェミニズムと政治理論-寄与と挑戦」杉田敦・川崎修編『現代政治理論』、2006年

ゼミ紹介

(たいていは)少人数のゼミです。
Ⅰでは、法哲学上の基本概念や、考え方を基本的な書籍を通して学びます。
Ⅱでは、それぞれのテーマや問題関心に沿った文献を購読します。
Ⅲでは、卒論執筆に向けた個別指導が主となります。
通常のゼミの他、夏休みには2泊3日程度の合宿をします。また、Ⅰ~Ⅲ合同で、ディベイトを行います。

趣味

若い頃から、声楽と合唱が好きで、今も地道に続けています。
一緒に歌いませんか?
東京スコラカントールムの公式サイト http://www2.gol.com/users/schola/top.htm 新しいウィンドウで開きます

一言

大学の講義、特にゼミは、失敗しながら学べるとても良い ―― もしかすると唯一の ―― 機会です。是非いろいろなことにチャレンジしてください。また、大学の4年間を通じて、「大人として」遇されること、「大人として」行動することの両方を体験してください。