教員・研究紹介

教員紹介・ゼミ紹介

憲法

松平 徳仁

自己紹介

  • 1998年 東京大学法学部卒業、学士(法学)
  • 2008年 ワシントン大学ロースクールLL.M.課程修了、法学修士
  • 2012年 東京大学大学院法学政治学研究科博士後期課程単位取得退学
        一橋大学大学院法学研究科日本法国際研究教育センター研究員、上智大学法学部非常勤講師などをへて、
  • 2011年 帝京大学法学部専任講師、横浜市立大学国際総合科学部非常勤講師
  • 2011年 ワシントン大学ロースクール客員研究員
  • 2013年 神奈川大学法学部准教授

学生に向けてのメッセージ

 憲法、そして大学で勉強すること全般もそうですが、人間の生きる意味を教えてくれません。また、(国家試験や法科大学院進学などの場合を除いて)就活ですぐに役に立つ性質のものでもありません。それらは、将来みなさんが自分の生き方を守ろう、あるいは逆に変えようとしてお上と世間の常識とぶつかるときにはじめて、その力と効用が現れてきます。
みなさんは大学にいる間に大人になるわけですが、大人になるときに厄介なのは、「大人」と「子ども」の境目がはっきりしないことです。大人だからだまされない、正しい政治的判断をするかというと、そんなことはありません。しかし法の世界では、関係者全員に法的効力がおよぶ行為をしたらそれが大人の行為とみなされます。したがって、後戻りのできないような大人としての決断を、それとは知らずにしてしまうことがあります。「だがこれだけは知ってほしい。もう君を見守ってくれるライフガードはいない。頼るのは自分だけだ。いま決めたことに、君は一生責任を負わなければならない」(映画『大いなる陰謀』より)。
なるほど大学の4年間を勉強ではなく、部活かバイトか遊びで過ごしても、自分の選択ですから自由です。しかし、3・11以後、映画のセリフが問いかけた「自己決定と責任」のジレンマについて考えることも、重要ではないでしょうか。

担当科目

【学 部】 FYS・憲法Ⅰ(以上前期)、憲法Ⅱ・Ⅳ、外国書講読、法学部ゼミナールⅠ(以上後期)、
法学部ゼミナールⅡ・Ⅲ(通年)
【大学院】 憲法特講ⅡA(前期)、憲法特講ⅡB(後期)、論文等指導(通年)

研究テーマ

政教分離、議院内閣制における首相の地位と権限、政治の司法化、立憲民主政とナショナリズムの緊張関係

主な研究業績

(単著)

  • 1.「憲法またはゴールデン・ドリーム」思想957号(2004)
  • 2.「押しつけによる自己決定?――「二国論」で考える台湾民主化と立憲主義の緊張関係」高橋滋=只野雅人編『東アジアにおける公法の過去、現在、そして未来』(国際書院、2012)所収
  • 3.The Judicialization of Japanese Politics in The Judicialization of Politics in Asia (Bjorn Dressel ed. Routledge 2012) [Tom Ginsburgとの共著]
  • 4.「そして悲劇は続く――「原子力緊急事態」・緊急権と避難」駒村圭吾=中島徹編『3・11で考える日本社会と国家の現在』別冊法学セミナー217号(2012)
  • 5.「自粛とナレーションとしての日本型共同体主義」憲法問題24号(2013)
  • 6.「立憲民主政の心・技・体」論究ジュリスト9号(2014)

ゼミ紹介

  •  ゼミⅠでは、なぜ憲法を勉強しなければならない理由を掘り下げて考えます。具体的には、日本の共同体すなわち「世間」における人間関係と、立憲主義にもとづく日本国憲法が想定する「社会」における人間関係のあり方とが互いにどう影響しあっているか、を検証します。その上で、教科書や報道に出てくる憲法問題を読みなおしていきます。

趣味

  •  まずは文化系から。少年時代から見ている映画は趣味にとどまらず仕事でもありました。好きな映画監督は小津安二郎、大島渚、北野武、ヒッチコック、アン・リー。 つぎにスポーツ系。ランニングとスイミングは健康維持のために続けています。サッカーは見るだけですが(好きな選手は、現アーセナルのルーカス・ポドルスキと現MUの香川真司)、フットサルは下手くそも、たまに研究者仲間とやったりします。部活で挫折を味わった野球は、いまは観戦中心です(好きなチームはボストン・レッドソックスとシアトル・マリナーズ、好きな選手はダルビッシュとDavid Ortiz)。

ページトップに戻る