進路・資格・就職について

卒業生の声 - 腰塚 志乃さん

神奈川大学で過ごした4年間

腰塚 志乃さん

  小中高の12年間が生物的な人格形成期であるならば、大学4年間は、社会的な人格形成期だろうと思います。母校・神奈川大学で過ごした4年間は、まさに自分という人間を形成するための大切な時間でした。
  今回は、これから大学生活をスタートする方、在学中の方へ少しでも参考になればという思いで、私の学生時代をご紹介します。

  高校生時代の私の夢は、国際公務員になることでした。人と話すのが大好きで、英語が得意だったからです。
  しかし、入りたかった学校は不合格であり、唯一合格したのが神奈川大学でした。浪人すべきかとても悩みましたが、私は目標の大学に入る為に1年間受験勉強に時間を費やすよりは、大学へ進み、社会に触れて自分を成長させられる時間を過ごした方が有効な時間なのではないかと考え、進学することに決めました。4年間で何をするかが重要だと思ったのです。今でもこの選択をして良かったと思っています。

  神大には基礎ゼミという学科フリーの1・2年生向けゼミがあります。私は、法学部法律学科の所属でしたが、そこで人文地理学の伊藤教授のゼミに入りました。そこで他学部の学生たちと大学生の学力低下など、様々なテーマの本を全員で読み、毎週研究室でお菓子と紅茶を片手にディスカッションをしました。基礎ゼミでの時間は有意義で、私は初めて将来の目標の為の勉強ではない、知識を吸収する楽しさ味わう勉強を知りました。好奇心の眼を開花させた私は、たくさんの本を読むようになっていきました。

  2年生では、政策立案コンテスト「GEIL」に参加しました。
  大学とはおもしろいもので、いつも通り授業を受けるため教室に座っていると見知らぬ学生からパンフレットを渡されました。これがGEILとの出会いです。
  このコンテストは、全国から100人の大学生が集まり、1週間の合宿で与えられたテーマについての政策をチームで立案するというものです。兵庫、宮城、東京など学部も将来の夢もばらばらの5人で1週間、寝る間も惜しんで政策を練りました。案は一次審査さえ通過できませんでしたが、この1週間はとても刺激的で、将来にも大きく影響するたくさんの友達と出会うことができました。

  このイベントに感動した私は、翌年主催団体のスタッフにまでなり、ここでもまた素晴らしい経験をすることができました。

  3年生で私は、GEILで出会った友達に紹介してもらいNPO法人「ETIC」を通じてインターンを体験します。ETICとは、大学生にベンチャー企業のインターン先を紹介してくれる団体です。
  私がお世話になったのは、インテリア生活雑貨の企画・製造・販売を行うIDEAインターナショナルという企業です。そこで、6ヶ月間、商品が作られ店頭に並ぶまでのプロセスやコスト構造を学んだり、営業活動や商品企画をしたりと、大変貴重な経験を積みました。
  小さなベンチャー企業で色んな角度から企業を見たり、ビジネスプロセスを肌で感じる中で、自分が何をしている時に嬉しいと感じるのか、将来何をしたいのかを真剣に考えるようになりました。
  私の結論は、目の前の人の課題や悩みを何でも解決してあげられる人間でありたいというものでした。人の役に立つことが私の一番の喜びなのです。
  まず、世の中にどんな職業があるのか分からなかったので、今までの学生生活で知り合った先輩や社会人の方々に仕事の話を聞きながら、自分がやりたい仕事は何なのかを探すようになりました。今思うとこれがOB・OG訪問なのだと思います。

  そして、情報システム営業という職に行き着いたのです。
  人と接する仕事という観点では、営業が一番合っていると感じました。営業が扱う商品はこの世に星の数ほど存在しますが、その中で私の理想である「何でも解決できる」商品は情報システムだと考えたのです。机や醤油のように既製品を売るのとは違い、情報システムは営業が何を売るかを考えられるというのが、私にはとても魅力的でした。

  情報システムの営業に的を絞り、20社ほど選考に落ち続けながら、私はとうとう現在勤めている日立製作所の内定を勝ち取ることが出来ました。
  現在では、国内の交通事業者を担当する情報システム営業を行っています。
  技術的な知識を要する場面や、難しい判断を迫られる場面も多々あり、まだ勉強不足の未熟者ですが、現在入社4年目、とても充実した毎日を送っています。
  今の自分があるのも、現職にめぐり合えたのも、神奈川大学での4年間があったからだと私は強く感じています。皆さんも是非、今しかできない経験をたくさん積み重ね、未来の自分を形にしていく素敵な時間を過ごして下さい。

ページトップに戻る