今回は、神奈川県警察本部刑事部刑事総務課浦本剛警部から、強盗、殺人、窃盗、詐欺など複雑巧妙化する犯罪に立ち向かい、鑑識活動や聞き込みなど地道な捜査で犯人を検挙、事件解明につなげる活動行う刑事部についての講演がありました。

刑事警察は、犯罪者の改善・更生、被害者の救済、社会正義の実現、国民の日常生活の安全の確保を図るため迅速かつ適正な捜査を行うこと。警察本部刑事部各課と警察署刑事課の構成、関係、職務の内容について学びました。

また、事件が発生してからの捜査の流れや被疑者を逮捕してから行う弁解録取の状況をビデオで視聴したほか、適正な 取調べ、留置の可否、検察庁送致の手続きを学びました。 

学生からは、「刑事といえば警察官の中でも花形で活躍しているというイメージを持っていたが、授業を通してほかにも多くの地道な作業をしていることが分かった。弁解録取の映像を見て被疑者の取調べをする刑事は大声を出したりせず、冷静に対応していて驚いた」「捜査の流れについて、捜査の端緒から捜査の着手、初動捜査、現場観察までの流れを理解することができた。また、その後の捜査の流れとして、強制捜査と任意捜査の違い、(被疑者)逮捕から送致若しくは釈放、その後の裁判までの流れを理解することができた。」などの意見が寄せられました。