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法学部警察官

行政法特講 神奈川県警察本部生活安全総務課特殊詐欺撲滅対策推進本部の岡崎敏明警部を囲んでの研究課題勉強会が開催されました

2022年度から開講された、「行政法特講」(神奈川県警OBと学ぶ、続「これからの警察」)は、前学期に「法律学特修Ⅱ(刑事法)」(神奈川県警OBと学ぶ「これからの警察」)を履修した学生で、かつ、来春警察官に任官する予定の者を中心とする、課題探究型の少人数演習科目です。本科目では、警察活動をめぐる現代的諸課題の中から関心のあるテーマを選び、これまでに学んだ理論知識を総動員しながら、現状と問題点を調べるだけでなく、どのように対策すればいいのかをも自ら考えます。その作業を通じて、警察活動についてより深く理解するとともに、これからの警察(官)はどうあるべきかを考えてもらうことを企図しています。

今回の研究課題の選定に当たっては、学生相互で検討を重ねた結果、

  1. DV、ストーカー、児童虐待の現状と対策について
  2. 特殊詐欺の現状と対策について

を研究課題として選定し、担当する警察官を囲んで勉強会を行いました。

12月9日には神奈川県警察本部生活安全部生活安全総務課特殊詐欺撲滅対策推進本部の岡崎敏明警部をお招きしました。12月2日の賀美憲一警部を囲んでの勉強会と同様、グループ討議で検討を重ねて準備した質問事項を中心に細かな解説をいただき、学びが深まり研究も充実したものとなりました。

学生からは、「勉強会で特殊詐欺の現状について詳しくお話を聞きし、こんなにも詐欺の被害が多く、手口がたくさんあることに驚きました。講義では、詐欺グループの具体的な手口、上手く騙す方法であったり、狙う年代、なぜこの年代が狙いやすいかなどと、(被疑者が)詐欺を行うにあたって綿密に準備していること。警察はそれを上回る対策をしていかなくてはならないというところで改めて、騙される前の被害防止の大変さを実感しました。特殊詐欺は、警察、市民一丸となって取り組んでいかなくてはならない課題であると感じました」

「今回は、生活安全総務課特殊詐欺撲滅対策推進本部の岡崎警部にお越しいただき、お話を伺った。私が知りたいことを熱弁していただき、とても満足のいく勉強会だった。私たちは今回、特殊詐欺の統計値を調べ、被害件数や被害額に注目して勉強会の準備をした。しかし、警察本部の人たちは被害の種類に注目してその割合から県内の人たちに向けた効果的な対策をすることにも注力していることを伺い、警察官の視点とその先の行動が、勉強しているだけの学生と実務に従事している警察官との差を感じることができた。また、特殊詐欺の被害はただ金が流れるだけでなく、その後の被害者家族の心の被害が生々しく印象的だった」

などの意見が寄せられました。

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