警察官実務特修Ⅰでは、神奈川県警察本部生活安全部生活安全総務課犯罪抑止対策室副室長高木哲郎警部から、県民の安全を守る生活安全部についての講演がありました。

生活安全部は、県民が安心して暮らせる地域社会を実現するために様々な活動を行っていることを学びました。窃盗や特殊詐欺犯罪等から被害に遭わないための犯罪抑止対策、DV、ストーカー、児童虐待等の人身安全関連事案への対応のほか、児童買春等の少年の福祉を害する犯罪、偽ブランド品販売等の経済事犯、カジノ賭博等の風俗関係事犯、不正アクセス等のサイバー犯罪等の取締りがこれにあたります。

これと合わせて、身近に起きている犯罪として、自転車盗、ひったくり、空き巣、痴漢やわいせつ犯罪、インターネットを利用した犯罪、特殊詐欺の犯行の実態と被害を防ぐ対策のほか、防犯ボランティアの活動についても学びました。

学生からは、「警察へのイメージが大きく変わった。警察と言えば犯人を逮捕するというイメージが強いが、それだけではなく未然に犯罪を防ごうとすることも警察の仕事であることを学んだ。」「『犯人と被害者（被害品）と機会、環境の3つが重なり合うことで犯罪が生まれる。』という言葉が一番印象に残った。犯罪が起きてからでは遅いという意識とともに、自分たちでもできる防犯があるということを知った。」「自分たちで、犯罪が起きにくい環境をつくることが大切であることを学んだ。」などの意見が寄せられました。

次回は、刑事警察活動についての講演会が予定されています。