１０月２４日および２６日に実施された「自治体実務特修Ⅱ」において、大和市政策部総合政策課総合政策係の武藤直樹主事より「人口減少を見据えた自治体の取組み」というテーマでご講演をいただきました。

1970年代初頭の第２次ベビーブーム以降、継続的に出生数が減少しておりますが、人口減少が顕著となってきているのは、つい最近の出来事です。しかしこれは、高齢化（高寿命化）が進んだ結果であり、高齢者の死亡と相俟って人口減少が目に見えるようになったとのことでした。

大和市では、「健康都市 やまと　まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定し、地域の実情の即した人口減少対策に取り組んでおり、市民生活の質を高めながら、選ばれるまち、持続可能な都市を目指した施策を展開しています。子育てが楽しくなるまち、安全・安心で時代を先取りしている楽しいまち、仕事や活躍の場がみつかりやすく生き生きと過ごせる楽しいまち、都心に近くますます便利で暮らしが楽しいまち、を目標に掲げて、魅力あるまちづくりのため、子育て環境の整備や安全・安心な地域づくりはもとより、仕事や活躍の場がみつけやすく、都心に近いことを活かしつつ、愛着意識が醸成されるような事業の展開を図っているということでした。

今回のご講演を踏まえ、受講生は、地方自治体として取り組むべき人口減少対策について検討する課題に取り組んでいます。

「自治体実務特修」では県内自治体において実務に携わる方々と共に、学部の専門科目で学んだ内容を活かしつつ、地域における課題への対応を考えていきます。