11月13日に実施された「自治体実務特修Ⅳ」において、大磯町町民福祉部町民課町民協働係の添田真喜氏より「町民の暮らしや安心について」というテーマでご講演をいただきました。
住民の安心・安全な生活を実現するため、自治体は様々な活動をしていますが、住民との連携ないし協働が欠かせません。そこで、大磯町の町民課においては、町民生活において直面する課題について町民自らが取り組む活動を支援し、また自治会を中心としてコミュニティでの活動を推進しています。これに加えて、町内の地域集会施設の維持管理とその建て替え、来庁者への案内や窓口での対応、町の基本理念や基本的ルールを定めた自治基本条例の運用、地域における交通安全活動の推進、自転車駐車場の運営や放置自転車対策、防犯対策や消費者への情報提供等々、実に多様な業務を行うことで、住民生活の下支えしていることを学びました。
今回のご講演を踏まえ、受講生は、今後も自治体が持続的に活動するためにどのような運用上の工夫が必要となり、また行政がこれにどうかかわるべきかについて検討する課題に取り組んでいます。
「自治体実務特修」では県内自治体において実務に携わる方々と共に、学部の専門科目で学んだ内容を活かしつつ、地域における課題への対応を考えていきます。