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法学部GPP(国際系)

【GPP】NPO法人SALASUSU(カンボジア発のファッションブランド)須藤菜々子さんによるゲスト講義が行われました

 

国際的な現場で活躍する人々から知見を得る、Global Perspective Program (GPP)科目である「GPP特修」(担当:石井梨紗子准教授、三浦純子特任講師)において、12月8日にカンボジア発のファッションブランドで教育系NGOでもあるSALASUSUの須藤菜々子さんによるゲスト講義が行われました。

講義では、人材組織開発、教育・インパクト部門でのお仕事の話、また15歳で国際協力を目指してから大学・大学院時代に現組織の前身となるNGOでインターンを開始し、同団体で活動しながらカンボジアのシェムリアップ、そして現在のプノンペンで生活するに至ったキャリアのお話をしていただきました。

カンボジアは今から約40年前のポルポト政権時代に人口の約4分の1が命を落としたという歴史を抱えています。須藤さんのお話では、歴史や貧困の影響でカンボジアの人々が「どうせ私にはできない」という諦めの意識を強く持っていたということでした。私たちが日本のような環境で「やってみよう」「どうにかなるかも」と思えるのは、自分達の努力だけではなく周りの支えや恵まれた状況、つまり「環境が与えてくれた力」であることを力強く教えていただきました。こうして、カンボジアの人々に問題解決、自己管理、対人関係などのソフトスキルを育む教育、工房という仕事場での実践、ものづくりを通じて人づくりするという取り組みを行ってきたとのことです。それが結果的にカンボジアの人々が自立して自己決定の高い人生を送れるようになっていく、またそうした仕事の苦労、工夫など貴重なお話を伺いました。

聴講学生からは、「教育格差と貧困について学ぶことができ、日本との差を再認識した」や「安定した社会基盤を作る上での教育の重要性に気がついた」などの声が寄せられ、長年カンボジアで活動する現場でのお話から、GPP特修ならではの貴重な学びの機会となりました。

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