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法学部公務員

鎌倉市深沢図書館長、大船図書館長、総務部職員課人財育成担当様よりご講演をいただきました

 5月16日に実施された「自治体実務特修Ⅰ」において、鎌倉市深沢図書館長の中野陽子氏及び大船図書館長の大槻由紀氏より「ヤングアダルト世代の図書館利用について」、総務部職員課人財育成担当中村大道氏より「地方公務員のお仕事について」というテーマでご講演をいただきました。

 図書館の利用について、ヤングアダルト世代、特に10歳から18歳までの利用者が相対的に低く、こうした層の利用率を上げていくことが課題となっています。データ上も、小学生の平均読書冊数は増加傾向にあるものの、中高生は停滞しており、不読者も中高生には多いとのことでした。図書館では、おすすめの本のPOPを作成し表彰したり、昨年度の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にちなみ、推し武士(メン)エピソードの募集を行ったりしました。さらに、高校生を対象として、本の読み聞かせ講座を実施して、受講した高校生は実際に保育園や老人ホーム等で読み聞かせも実施しました。今後はビブリオバトルなどの実施も検討しているそうです。鎌倉市では第4次鎌倉市子ども読書活動計画が本年から実施されており、書籍を借りるだけではなく、有意義な時間をすごす場としての図書館の展開を推進しています。

 また、実に様々な業務を担い、日々地域に密着して市民に寄り添った課題解決にあたり、まちの良いところを守り、未来に向けて発展させていく市役所職員の魅力とやりがいについてご講演もいただきました。

 今回のご講演を踏まえ、受講生は、読書に興味が持てるような取組み、自習場所としてではなく行きたいと思う図書館等について検討する課題に取り組んでいます。 

 「自治体実務特修」では県内自治体において実務に携わる方々と共に、学部の専門科目で学んだ内容を活かしつつ、地域における課題への対応を考えていきます。

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