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法学部警察官

神奈川県警察本部庁舎を見学しました

「警察官実務特修Ⅱ」及び「法律学特修Ⅱ(北川常弘特任講師担当)」では、受講者28名が神奈川県警察本部(横浜市中区海岸通)を見学し、警察広報センター、交通管制センター、通信指令室、展望ラウンジ等の本部内施設を巡りました。

 

広報センターでは、警察は県民生活の安全・安心のためにどのような活動をしているのか、また、これまでの警察制度の変遷など神奈川県警察の歴史についての展示も行われていました。交通管制センターでは、神奈川県全域の高速道路や主要道路の事故や工事による渋滞情報をリアルタイムで把握するとともに、道路の交通信号機を制御するなどして、運転する人にラジオ放送やカーナビで情報を発信し、安全で円滑な交通管制業務が進められていました。通信司令室では、1日2000件を超える110番通報があるとのことで、この110番通報を一手に引き受け、管轄の警察署や現場の警察官に迅速に指令し、的確な警察活動を行う上で重要な役割を担い、交代制で24時間活動していると説明していただきました。

会議室においては、組織犯罪対策本部組織犯罪分析課課長補佐中村通警部から、広域強盗や特殊詐欺などが犯罪組織で敢行されている現状と課題のほか、いわゆる「闇バイト」について、「条件が良すぎる。仕事の内容があいまい。連絡手段にテレグラムを使う。業務内容は『ハンドキャリー』、『回収』と称している。また、銀行口座や携帯を買い取る、名義を貸して、というものもある」など、その特徴を具体的に示していただきました。

学生からは、「今回の見学を通して、警察官は大変な仕事が多いが、やりがいが大きく、ワークライフバランスが確保された仕事だと思った。また、警察官の仕事内容について得た情報や知識は、進路を選択するために重要なポイントなると思うので、短時間でも神奈川県警察本部を見学をできたことは、とても充実した時間になった」「今回の見学で、警察組織で働くことにさらに魅力を感じた。コロナウイルスの影響で学校の講義なども大幅に制限されていたために今回が初めての校外学習だったが非常に有意義な時間を過ごすことができた」などの意見が寄せられました。

今年度後学期の「警察官実務特修Ⅲ」では、横浜市内の警察署の見学も予定しています。

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