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法学部警察官

神奈川県警察本部被害者支援室の中西朝子氏による講演会が開催されました。

警察官実務特修Ⅱでは、神奈川県警察本部警務部警務課被害者支援室の中西朝子氏より、被害者支援におけるカウンセリングの現状について講演をしていただきました。中西氏は公認心理師、臨床心理士の資格を有しておられます。

犯罪被害者等基本法は、犯罪被害者やその家族に平穏な生活を早期に取り戻してもらうための被害者支援を地方公共団体の責務に位置づけています。警察にも、心理カウンセラーが配置されて、犯罪被害者支援活動を行なっているところです。

学生からは、「犯罪被害者が抱える不安や要素に関しては、分かっているつもりでも、今回の講義を通して、その心理状態や心的外傷について細部まで理解することができた。実際に性犯罪被害にあった被害者の裁判での意見陳述を聴いて、被害者が抱えた傷は計り知れないものであるが、心理カウンセラーがじっくりと話を聞き、捜査員や被害者支援要員の方と連携して助けを行うことで、被害者を守れることが分かった。この制度はとても重要なものであると改めて感じ、充実した時間になった。」「カウンセリングを必要とするのは性犯罪に遭った女性が多く、事件のその時の一瞬だけでなくその後の長い期間苦しんでいる被害者の方が多くいて、その気持ちを和らげるために心理員は重要な警察職員だと思った。」などの意見が寄せられました。

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