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法学部公務員

二宮町政策総務部企画政策課の竹内様より、ご講演をいただきました。

6月27日に実施された「自治体実務特修Ⅲ」において、二宮町政策総務部企画政策課副主幹の竹内伸介氏より「町の公共交通について」というテーマでご講演をいただきました。

 二宮町は神奈川県西部の海に面し、その面積は神奈川県内で3番目に小さな自治体ですが、他方で人口密度が高く、風光明媚なまちです。

 しかし、他の地域と同様に少子高齢化に伴う人口減少が進んでおり、様々なところへ影響が及んでいます。例えば、路線バスについては、高齢運転者の増加や移動手段として公共交通の選択肢への意識の低下、そして若者のバス利用における経験・機会の減少から利用者の減少や運転手不足が生じ、他方で高齢運転者の事故の増加といった問題も引き起こされています。こうした状況では、高齢者や障がい者等、弱者が取り残されることにもなりかねないため、町ではコミュニティバスを使ったお試し買い物ツアーを開催し高齢者に対する公共交通の利用を促し、また広報誌を使った啓発活動やコミュニティバス内への保育園児作品の展示等で公共交通の利用促進を図っているとのことでした。

 また、総務部総務課の但田慶香氏より二宮町の職員の業務等についてもお話しをいただきました。

今回のご講演を踏まえ、受講生は、持続可能な公共交通として存続させるために、どのような取組みが考えられるかについて検討する課題に取り組んでいます。

「自治体実務特修」では県内自治体において実務に携わる方々と共に、学部の専門科目で学んだ内容を活かしつつ、地域における課題への対応を考えていきます。

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