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法学部公務員

横須賀市民生局こども部福祉総務課より、ご講演をいただきました。

6月27日に実施された「自治体実務特修Ⅰ」において、横須賀市民生局こども福祉部福祉総務課地域力推進係の小松原優斗氏、生活支援コーディネーターの中山ちひろ氏と牧まゆみ氏より「地域のつながりを取り戻すために」というテーマでご講演をいただきました。

高齢者の介護は、「措置から契約へ」の流れの中で、福祉サービスの提供という形への転換がはかられ、介護保険制度も発足しましたが、この間、高齢者が孤立する例もみられるようになってきました。介護状態にならないような対応が重視されてきている中で、今後は、住み慣れた地域の中で毎日健康に過ごせるよう社会参加や生きがいづくりを促進し、また日常的に発生する課題について地域の中で解決する仕組みをつくっていくことが必要となります。こうした活動を支援するため、生活支援コーディネーターは、住民が互いに交流する機会を提供し、実際に互いを結び付け、自発的な活動を応援して、地域づくりを支援する活動をされているとのことでした。また、新型コロナの感染対策が緩和された中で、お祭り等地域主体で実施される催し物を再開する際に現場で生じている課題について、寸劇を交えてご説明いただきました。

さらに、横須賀市総務部人事課研修担当の根本怜名氏より横須賀市の組織や、市職員として望ましい人物像についてもお話をお伺いしました。

ご講演を受けて、受講生は、人々のつながりを取り戻すために住民と一緒に何ができるかについて考える課題に取り組んでいます。

「自治体実務特修」では県内自治体において実務に携わる方々と共に、学部の専門科目で学んだ内容を活かしつつ、地域における課題への対応を考えていきます。

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